
熊野古道(中辺路・熊野本宮)
行けるうちに、行く旅 国内編 / 熊野古道(中辺路・熊野本宮)
紀伊半島の山の中を通る、熊野三山へ詣でる古い参詣道です。中辺路(なかへち)は、その中でもよく歩かれる道で、終点の熊野本宮大社は熊野三山の一つです。本宮大社は明治22年(1889年)の洪水で多くの社殿が流され、残った社殿を明治24年(1891年)に今の場所へ移しました。もとの社地「大斎原(おおゆのはら)」には大きな鳥居が立っています。
行き方
東京からは、羽田空港から南紀白浜空港まで約70分、空港から直通バスで熊野本宮まで約140分です。乗り継ぎを含め、家から5時間前後かかります(推定)。大阪からは、JRの特急で紀伊田辺まで行き、路線バスに乗り換えて本宮へ向かいます(観光協会の案内)。特急約2時間+バス約2時間です(推定)。山の奥にあるため、多くの人は本宮か近くの温泉(湯の峰・川湯・渡瀬)に泊まります(推定)。古道を歩く日は、本宮大社前から路線バスで発心門王子へ向かい(約15分)、歩いて本宮へ戻ります。発心門王子には駐車場がありません。

熊野本宮大社と大斎原(バスで行く)

バスで「本宮大社前」まで行き、158段の石段を上って本宮大社にお参りします。石段の両脇には奉納のぼりが並びます。そのあと、田んぼの中の平らな参道を歩いて、旧社地の大斎原の大鳥居を見に行きます。
- バスで「本宮大社前」に着く
- 鳥居をくぐり、杉木立の中の石段158段を上る
- 本宮大社にお参りする
- 石段を下り、道を渡って大斎原へ歩く
- 大鳥居と旧社地を見て、バス停に戻る
- 石段
- 158段(本殿まで)
- 歩く距離
- 約1.5km推定
- 立っている時間
- 約1時間半推定
- 標高
- 約60〜100m推定
- 路面
- 石段と砂利の参道。大斎原への道は平ら推定
- 石段を通らない道
- 公式の案内には見当たらない推定
- 石段は途中で立ち止まって休めます。手すりの有無は公式に書かれていないので、杖があると安心です(推定)。
- 大斎原だけなら、平らな道で大鳥居まで行けます(推定)。
- 雨の日は石段と砂利がすべりやすくなります。
- 膝が悪い人:158段を上ったあと、同じ石段を下ります。下りがいちばんこたえます。
- 心臓や肺に持病がある人:夏は湿気が多く、石段の上りで息が上がります。
発心門王子から本宮大社まで歩く(6.9km)

本宮大社前からバスで発心門王子まで上がり、熊野古道を歩いて本宮大社まで戻ります。石畳の残る古道と、棚田や茶畑のある集落の道を通ります。ゆるやかな下りが中心で、道幅も広く、観光協会は歩きやすいコースとして紹介しています。
- 朝、本宮大社前からバスで発心門王子へ(約15分)
- 発心門王子から歩き始める。集落の道と石畳の古道が続く
- 途中の休憩所で休む(休憩所が整えられている)
- 杉林の中をゆるやかに下る
- 本宮大社に着き、お参りする
- 歩く距離
- 6.9km
- 歩く時間
- 約2.5時間(休みを入れて約3.5時間)
- 高低差
- 下りが中心。合計で300〜400m下る。短い上りもある推定
- 路面
- 石畳の残る古道と、集落の舗装道
- 途中でやめる
- 道路に出られる場所は集落の近くなど一部に限られる推定
- バス
- 本宮大社前9:30発→発心門王子9:45着など(2026年9月19日改訂)
- 暗くなる時刻
- 10〜5月は夕方5時過ぎから暗くなる。森の中はさらに早い
- 朝のバスで出発し、明るいうちに着くようにします。10〜5月は懐中電灯を持ちます。
- 歩き慣れた靴と、雨具を持ちます。
- 下りが中心なので、膝の負担を減らすために杖(ストック)が役に立ちます(推定)。
- 膝が悪い人:全体に下りが続きます。石畳は段差がそろっていません。
- 腰が悪い人:3時間前後、荷物を背負って歩き続けます。
- バランスに不安がある人:雨のあとの石畳や木の根はすべります。
- 心臓や肺に持病がある人:途中でやめにくい道です。体調に不安があれば、最低限の段階にとどめます。
小広王子から本宮大社まで(約18km・峠3つ)

朝早いバスで小広峠まで行き、草鞋峠・岩神峠・三越峠の3つの峠を越えて発心門王子へ、さらに本宮大社まで歩きます。観光協会が「健脚向き」とする1日がかりの道です。
- 紀伊田辺や温泉地から早朝のバスで小広峠へ
- 小広王子から歩き始め、峠を3つ越える
- 集落のない山道が続く
- 発心門王子に着く(ここから先の夕方のバスはない)
- 発心門王子から本宮大社まで6.9kmを歩く
- 歩く距離
- 約18km(小広王子→発心門王子10.5km+6.9km)
- 歩く時間
- 1日約9時間(休みを含む)
- 峠
- 草鞋峠・岩神峠・三越峠の3つ
- 高低差
- 上り下りの合計で数百m推定
- 途中でやめる
- 集落のない区間が長い。発心門王子に夕方のバスはない
- 山歩きに慣れた人と一緒に歩きます。
- 朝いちばんのバスに乗り、日が短い季節は避けます。
- 膝・腰が悪い人、心臓や肺に持病がある人:途中で抜けられない山道を9時間歩くことになり、向きません。
- バランスに不安がある人:峠の下りは石や木の根が多い道です(推定)。
しっかり見るには L3+
ロコモ度0(2ステップ値1.3以上・片脚で40cmから立てる)。6分間で450m。手すりなしで階段2階分
季節と気候
春(3〜5月)と秋(10〜11月)が歩きやすい時期です(推定)。夏は湿気が多く蒸し暑くなります(推定)。紀伊半島は雨の多い地域です(推定)。10〜5月は夕方5時を過ぎると暗くなり始め、森の中はさらに暗くなります。一部のバス便は4月〜11月下旬だけの運行です。
病院までの距離
いちばん近い救命救急センターは、田辺市の**南和歌山医療センター**です。本宮から車で1時間20分前後です(推定)。新宮市の新宮市立医療センターへも車で50分前後です(推定・救命救急センターの一覧にはない病院)。古道の途中は車が入れない区間が多く、けがをすると運び出すのに時間がかかります(推定)。
数字は公式情報を優先し、確かめられなかったものには「推定」と付けています。持病のある方は、行き先と日程を主治医に伝えて相談してください。
出典
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