ウルル(エアーズロック)の風景
オーストラリア

ウルル(エアーズロック)

最低限 L1しっかり L2オプション L4
写真:Weyf / CC0(Wikimedia Commons)

行けるうちに、行く旅 / ウルル(エアーズロック)

オーストラリア大陸のほぼ真ん中、赤い砂漠にそびえる一枚岩です。周りの平原から348mの高さがあり、ぐるりと一周すると9.4kmあります。先住民アナングの聖地で、国立公園は自然と文化の両方で世界遺産に登録されています。夕日や朝日で岩の色が変わっていく様子を見に、多くの人が訪れます。

行き方

日本からの直行便はありません。シドニー・ケアンズ・ブリスベン・メルボルンのいずれかで国内線に乗り継ぎます。日本からシドニーまで約9時間半、ケアンズまで約7時間半(推定・定期便の所要時間の一般例)。国内線の所要時間は、シドニーから約3時間、メルボルンから2時間40分、ブリスベンから3時間15分、ケアンズから2時間50分です。乗り継ぎを含めると、片道およそ13〜16時間です(推定)。時差は日本より30分遅れです。夏時間はありません(確認済・IANA時刻データベース Australia/Darwin)。空港(エアーズロック空港)は、ホテルの集まるユララ(エアーズロック・リゾート)のすぐそばです。ユララからウルルまでは車で20〜30分ほどです(推定・約20km)。陸路の場合、アリススプリングスから道路で465km、約5時間半です。

最低限L1

夕日の鑑賞+短い散策路

赤い砂丘越しに望むウルル
赤い砂丘越しに望むウルル写真:Philip Muir / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

バスで夕日の鑑賞場所へ行き、岩の色が変わっていく様子を見ます。日中は、岩のふもとのクニヤ・ウォーク(往復1km)を歩き、ムティジュルの水場と岩肌の絵を見ます。登山は2019年10月26日から永久に禁止されています。

  1. 朝はホテルでゆっくりし、涼しい時間に国立公園へ
  2. クニヤ駐車場からクニヤ・ウォークを歩き、ムティジュルの水場へ(往復1km、30〜45分)
  3. 文化センターで休み、アナングの文化について知る
  4. 夕方、バスで夕日の鑑賞場所へ。日が沈むまで立って、または座って見る
  5. 暗くなってからホテルへ戻る
クニヤ・ウォーク
往復1km・30〜45分・等級2(全国基準でやさしい)
歩く距離(1日)
1〜2km推定
立っている時間
1〜2時間推定
階段
ほぼなし推定
標高
約490m
路面
固めた砂や土の散策路。車いすで通れる区間がある道が多い
暑さ(1月)
平均最高38.6℃、過去最高46.8℃
寒さ(7月)
平均最低4.5℃、過去最低−3.6℃
楽にするには
  • 夕日の鑑賞場所では、車のそばで座って見られます(推定・駐車場に隣接するため)。
  • 散策は朝のうちに済ませます。国立公園は暑い日は11時までに歩き終えるよう勧めています。
  • 冬(6〜8月)の夕方と朝は冷えます。上着を1枚持ちます。
  • つばの広い帽子と、日焼け止めを使います。
注意が要る方
  • 心臓や肺に持病がある人:夏の日中は40℃を超える日があり、暑さそのものが体の負担になります。
  • バランスに不安がある人:散策路は砂や土で、小石が転がっている所があります。
しっかりL2

マラ・ウォーク+カタ・ジュタ(風の谷のカル展望台)

マラ・ウォークの平坦な赤土の遊歩道
マラ・ウォークの平坦な赤土の遊歩道写真:Cemendtaur / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

朝、ウルルのふもとのマラ・ウォーク(往復2km)で岩のくぼみや洞窟を見ます。国立公園のレンジャーが案内する散策も毎日同じ道で行われています。午後か翌朝に、ウルルから約50km離れたカタ・ジュタ(推定の距離)へ行き、風の谷の最初の展望台(カル展望台)まで歩きます。

  1. 朝、マラ駐車場からマラ・ウォークを歩く(往復2km、1時間半)
  2. カンジュ渓谷の奥まで行き、同じ道を戻る
  3. ホテルで昼の暑い時間を休む
  4. カタ・ジュタへ移動し、風の谷のカル展望台まで歩く(往復2.2km、約1時間)
  5. 夕日をカタ・ジュタ側の鑑賞場所で見て、ホテルへ戻る
マラ・ウォーク
往復2km・1時間半・等級2
カル展望台まで
往復2.2km・約1時間。やや難しい道で、浮いた石がある
歩く距離(1日)
4〜5km推定
続けて歩く距離
最長でも往復2.2km(片道は約1.1km)
高低差
カル展望台までは上りが続くが、高さの公式値はない推定
路面
マラは砂の平らな道。カル展望台までは岩がちで、浮いた石がある
暑さによる閉鎖
気温36℃以上の予報(または実測)の日は、風の谷はカル展望台から先が11時から閉鎖
水
風の谷の入口に飲み水がある
楽にするには
  • マラ・ウォークは等級2の平らな道で、途中で引き返せます。
  • カタ・ジュタはカル展望台で引き返します。その先は急な岩場です。
  • 5〜9月が歩きやすい時期です。昼の最高気温がふつう20〜30℃におさまります。
  • 夏は散策を11時までに終え、1人1時間あたり1リットル以上の水を飲むよう国立公園が勧めています。
注意が要る方
  • 膝が悪い人:カル展望台からの帰りは下りで、浮いた石の上を歩きます。
  • バランスに不安がある人:カタ・ジュタの道は岩がちで、浮いた石があります。杖があると安心です。
  • 心臓や肺に持病がある人:夏は日陰の少ない道で、暑さと運動が重なります。具合が悪くなったら、散策路にある緊急通報装置か000番に連絡します。
  • 腰が悪い人:移動はバスや車の時間が長く(カタ・ジュタまで片道1時間前後・推定)、こまめに休憩をとります。
オプションL4

ウルル・ベースウォーク一周(10.6km)

ウルル外周ベースウォークの遊歩道
ウルル外周ベースウォークの遊歩道写真:eyeintim / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

ウルルのふもとを一周する散策路です。岩の表情が場所ごとに変わり、水場や草地を通ります。マラ駐車場から時計回りに歩くのが勧められています。

  1. 夜明け後すぐ、マラ駐車場から歩き始める(夏は11時までに終える)
  2. 北東側の区間を通る(暑い日は11時から閉鎖)
  3. クニヤ・ウォーク、ムティジュルの水場の近くを通る
  4. マラ駐車場に戻る(約3時間半)
距離
10.6km(一周)
時間
3時間30分
等級
等級3(全国基準で中くらい)
階段・高低差
ほとんど平坦推定
日陰
日陰の少ない区間がある
設備
水・トイレ・緊急通報装置がある
暑さによる閉鎖
気温36℃以上の日は北東区間が11時から閉鎖
楽にするには
  • 全部を歩かず、マラ・ウォークやクニヤ・ウォークだけを歩けば、同じ岩肌を短い距離で見られます。
  • 冬(6〜8月)の朝に歩きます。
  • 国立公園のリル・ウォーク(往復4km)は、文化センターから岩のふもとまでの平らな道です。
注意が要る方
  • 腰・膝が悪い人:3時間半、休む場所の少ない道を歩き続けます。
  • 心臓や肺に持病がある人:暑い日の長距離は、熱中症や脱水の危険が高くなります。国立公園は水の飲みすぎによる体の塩分不足(低ナトリウム血症)にも注意を呼びかけています。
オプションL1

文化センターと夕日(ほとんど歩かない)

歩くことに不安がある人向けです。国立公園の文化センターでアナングの文化と岩の物語を知り、夕方はバスで夕日の鑑賞場所へ行きます。岩のそばまで車で近づけるので、歩かずに大きさを感じられます(推定・道路が岩をめぐるため)。

  1. 午後、文化センターを見学する
  2. カフェで休む
  3. 夕日の鑑賞場所へバスで移動し、座って見る
  4. ホテルへ戻る
歩く距離
数百m推定
階段
なし推定
路面
舗装・固めた道推定
楽にするには
  • 夏でも夕方は日差しが弱まります。
  • 冬の夕方は冷えるので上着を持ちます。
注意が要る方
  • 心臓や肺に持病がある人:夏は夕方でも暑い日があります。水を持ちます。
この旅のための体の目標

しっかり見るには L2

ロコモ度1まで(2ステップ値1.1以上・両脚で20cmから立てる)。6分間で400m。階段1階分を休まず

季節と気候

いちばん歩きやすいのは5〜9月です。昼の最高気温はふつう20〜30℃で、雨はほとんど降りません。夏(12〜2月)は1月の平均最高気温38.6℃、過去最高は46.8℃(12月は47.1℃)です。気温が36℃以上の予報(または実測)の日は、風の谷のカル展望台から先とベースウォーク北東区間が11時から閉鎖されます。40℃以上ではさらにルンカタ・ウォークの一部が14時から閉鎖されます。冬(6〜8月)は朝晩が冷え、7月の平均最低気温は4.5℃、過去最低は−3.6℃です。夕日や朝日の鑑賞では上着が要ります。8〜9月は野の花が咲く時期です。

病院までの距離

**ユララ医療センター**(Yulara Medical Centre)がリゾートの近くにあり、医師と看護師が診ます。救急用の設備と救急隊があります。平日の昼間(8:30〜17:00、木曜は12:30まで)が受付時間です。病院はありません。重い病気やけがは、アリススプリングスの基地から王立フライング・ドクター・サービス(RFDS)の飛行機で運ばれます。アリススプリングスまでは道路で465km、車で約5時間半です。標高は約490mで、高山病の心配はありません。いちばん身近な危険は熱中症と脱水です。散策路のあちこちに緊急通報装置があり、ないときは000番に電話します。

数字は公式情報を優先し、確かめられなかったものには「推定」と付けています。持病のある方は、行き先と日程を主治医に伝えて相談してください。

出典
  1. https://uluru.gov.au/do/walks/
  2. https://uluru.gov.au/things-do/activities/walks/uluru-walks/uluru-base-walk/
  3. https://uluru.gov.au/things-do/activities/walks/uluru-walks/mala-walk/
  4. https://uluru.gov.au/things-do/activities/walks/uluru-walks/kuniya-walk-mutitjulu-waterhole/
  5. https://uluru.gov.au/things-do/activities/walks/kata-tjuta-walks/valley-winds-walks/
  6. https://uluru.gov.au/things-do/activities/walks/uluru-walks/liru-walk/
  7. https://api.parksaustralia.gov.au/sites/default/files/2022-11/document/uktnp-document-fs-extremetemperatures-english.pdf
  8. https://www.bom.gov.au/climate/averages/tables/cw_015635_All.shtml
  9. https://uluru.gov.au/plan/getting-here/
  10. https://uluru.gov.au/discover/culture/uluru-climb/
  11. https://uluru.gov.au/discover/highlights/amazing-facts/
  12. https://uluru.gov.au/plan/when-to-come/
  13. https://www.ayersrockresort.com.au/node/209
  14. https://pfes.nt.gov.au/node/273

← 49か所の一覧へ

新しい記事が出たら、LINEでお知らせします

記事を公開したときだけ届きます。個別の健康相談はお受けしていません。

LINEで友だち追加