
スイス・マッターホルン(ゴルナーグラート)
行けるうちに、行く旅 / スイス・マッターホルン(ゴルナーグラート)
スイス南部、イタリアとの国境にそびえるマッターホルン(4,478m)のふもとの村ツェルマットと、その展望台です。村には一般の車が入れず、電気自動車と登山鉄道で移動します。ゴルナーグラート展望台からは、マッターホルンと4,000m級の山々、ゴルナー氷河を正面に見られます。
行き方
成田からチューリッヒへ直行便があり、所要は約14時間30分です。時差は日本より8時間遅れで、夏時間(3月末〜10月末)は7時間遅れです。チューリッヒ空港から列車でフィスプへ約2時間、乗り換えてツェルマットまで約1時間です。ツェルマットの村(標高約1,600m)に泊まり、展望台へは日帰りで登山鉄道やロープウェイで上がります。
登山鉄道でゴルナーグラート展望台(3,089m)

ツェルマットから登山鉄道ゴルナーグラート鉄道に乗り、終点の展望台駅まで上がります。駅のすぐ前の展望テラスから、マッターホルンと氷河を見ます。歩くのは駅と展望台のまわりだけです。
- ツェルマットのホテルから、ゴルナーグラート鉄道の駅へ(駅は鉄道駅の向かい側)。
- 登山鉄道で約33分、終点のゴルナーグラート駅へ上がる。
- 駅前の展望テラスで景色を見る。展望台のホテルにレストランがある。
- 体調を見ながら30分〜1時間ほどで、同じ鉄道で下りる。
- 展望台駅の標高
- 3,089m(運営会社は「3,100m」と案内)
- 泊まる村の標高
- 約1,600m(ツェルマット)推定
- 登山鉄道の所要時間
- 約33分(約1,500m上がる)
- 歩く距離
- 0.5〜1km推定
- 車いす
- ゴルナーグラートは車いすで行ける。ツェルマット駅で係員が手伝う。途中のローテンボーデン駅などは段差がある
- 夏の山頂の気温
- 0〜10℃前後、風が強く日差しが強い推定
- 展望台では急がず、ゆっくり歩きます。息が切れたら立ち止まって休みます。
- 朝の早い時間は雲が少なく、マッターホルンが見えやすい時間です(推定)。
- 夏でも上着、手袋、帽子、サングラスを持ちます。
- 体調がすぐれないと感じたら、景色を待たずに鉄道で下ります。下りれば楽になることが多い高さです。
- 心臓や肺に持病がある人:約30分で1,600mから3,089mまで一気に上がります。空気が薄く、少し歩いただけで息が切れます。出発前に主治医に相談してください。
- バランスに不安がある人:展望台の通路は、天気によって雪や氷が残ることがあります。
- 寒さに弱い人:夏でも山頂は気温が低く、風で体が冷えます。
ゴルナーグラート+リッフェルゼー湖畔を山道で下る

展望台を見たあと、一つ下のローテンボーデン駅で降り、逆さマッターホルンが映るリッフェルゼー(湖)まで歩き、さらに山道を下ってリッフェルベルク駅から鉄道に乗ります。
- 登山鉄道でゴルナーグラート展望台へ上がり、景色を見る。
- 鉄道で一駅下り、ローテンボーデン駅(2,815m)で降りる。
- 山道を下ってリッフェルゼーへ。湖面に映るマッターホルンを見る。
- さらに山道を下り、リッフェルベルク駅(2,582m)へ。
- リッフェルベルク駅から鉄道でツェルマットへ戻る。
- 歩く距離
- 約2.5〜3km推定
- 下る高さ
- 約230m(2,815mから2,582m)推定
- 歩く時間
- 1時間〜1時間30分推定
- 路面
- 舗装されていない砂利と岩の山道。手すりはない推定
- 車いす
- ローテンボーデン駅は段差があり車いすでは使えない
- いちばん高い所
- 3,089m(日帰り)
- ローテンボーデンからリッフェルゼーまでで止め、ローテンボーデン駅へ戻る選び方もあります(湖までの往復)。
- 下りの山道では、先端にゴムの付いた杖を2本使うと膝への負担が分かれます。
- 雪の残る6月前半は山道が歩きにくいことがあります。7〜9月が歩きやすい時期です(推定)。
- 鉄道は頻繁に出ているので、疲れたら次の駅で乗ります。
- 膝が悪い人:約230mを下り続けます。下りは膝にこたえます。
- バランスに不安がある人:砂利と岩の山道で、手すりがありません。
- 心臓や肺に持病がある人:2,500mを超える高さで歩きます。平地よりゆっくり歩いても息が切れます。
マッターホルン・グレーシャー・パラダイス(約3,883m)

ツェルマットからロープウェイを乗り継いで、クライン・マッターホルンの山頂駅(ヨーロッパでいちばん高いロープウェイの駅)へ上がります。氷河の中を掘った「氷河の宮殿」と展望台があります。
- ツェルマットの村の奥にあるロープウェイ乗り場へ。
- ゴンドラとロープウェイを乗り継いで山頂駅へ(約40分)。
- 氷河の宮殿(床も壁も氷)を歩く。
- 展望台から景色を見る。
- 同じ道を下りる。
- 山頂駅の標高
- 約3,883m推定
- 所要時間(ツェルマットから)
- 約40分推定
- 日帰りの高度の扱い
- 3,500m以上の帯(A4)から1つ下げてA3推定
- 山頂の気温
- 夏でも0℃前後か氷点下推定
- 足もと
- 氷河の宮殿は氷の床。すべりやすい推定
- ゴルナーグラートで高さに体を慣らしてから、別の日に行きます。
- 山頂では歩く量を減らし、展望台とレストランで過ごします。
- 体調がおかしいと感じたら、すぐに下ります。
- 心臓や肺に持病がある人:ここはゴルナーグラートよりさらに約800m高く、空気がもっと薄い場所です。必ず出発前に主治医に相談してください。
- バランスに不安がある人:氷の床と、高さによるふらつきが重なります。
- 寒さに弱い人:真夏でも冬の服装が要ります。
地下ケーブルカーでスネガ展望台(体力をあまり使わない眺望)
村の中から地下を走るケーブルカーで約5分、スネガ展望台(約2,288m)へ上がります。ゴルナーグラートより低く、マッターホルンを正面に見られます。
- ツェルマットの村のスネガ行きケーブルカー乗り場へ。
- 地下ケーブルカーで約5分。
- 展望台のテラスで景色を見る。
- 同じケーブルカーで下りる。
- 展望台の標高
- 約2,288m推定
- 所要時間
- 約5分推定
- 歩く距離
- 0.5km前後推定
- 日帰りの高度の扱い
- 1,500〜2,499mの帯(A1)から1つ下げてA0。泊まるツェルマット(約1,600m)でA1推定
- 高さに体を慣らす最初の日に向いています。
- 心臓や肺に持病がある人:2,000mを超えます。ゆっくり歩きます。
しっかり見るには L3+
ロコモ度0(2ステップ値1.3以上・片脚で40cmから立てる)。6分間で450m。手すりなしで階段2階分
季節と気候
展望台へは一年中行けるが、山道を歩くのは雪が解けた7〜9月が中心(推定)。夏でも山頂は0〜10℃前後で、風が強く、日差しが強い(推定)。天気が急に変わり、雲でマッターホルンが見えない日もある。冬は山の上は氷点下で、雪と氷の上を歩くことになる
病院までの距離
最寄りの総合病院はフィスプ病院(ヴァリス州立病院のフィスプ病院)で、ツェルマットから約34km、列車で約1時間10分。山の上でのけがや急病では、地元のヘリコプター救助(エア・ツェルマット)が出動する。ツェルマットの村には診療所がある(推定)。高い所では、頭痛、吐き気、息切れなどの高山病の症状に注意し、出たら下りる
数字は公式情報を優先し、確かめられなかったものには「推定」と付けています。持病のある方は、行き先と日程を主治医に伝えて相談してください。
出典
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