
グランドキャニオン
行けるうちに、行く旅 / グランドキャニオン
アメリカ・アリゾナ州北部にある、コロラド川が長い年月をかけて削った大峡谷です。国立公園で、1979年に世界遺産に登録されました。多くの人が訪れるのは南側の縁(サウスリム)で、縁に沿った展望台から、色の違う地層が重なる谷を見下ろします。
行き方
日本からグランドキャニオンの近くの空港への直行便はありません。ロサンゼルスなどで乗り継いでラスベガスかフェニックスへ行き、そこから車やバスで向かいます。乗り継ぎを含めて、およそ11〜13時間かかります(推定)。時差は日本より16時間遅れです(アリゾナ州は夏時間がありません)。ラスベガスからサウスリムまではバスで片道約4時間30分、近くの町フラッグスタッフからは車で約1時間30分です(推定)。サウスリムには公園内のロッジがあり、標高約2,100mに泊まることになります。
シャトルバスで展望台めぐり(標高約2,100mに泊まる)

公園内を走る無料のシャトルバスに乗り、マザー・ポイントやヤバパイ・ポイントなどの展望台で降りて、谷を見下ろします。展望台の近くは舗装された道です。
- ロッジからシャトルバスの停留所へ。
- マザー・ポイントで降りて、展望台から谷を見る。
- シャトルで次の展望台へ移動して見る。
- ビジターセンターで休む。
- 夕方、日の傾いた谷を見てロッジへ戻る。
- サウスリムの標高
- 平均約2,134m(7,000フィート)
- 歩く距離
- 2km未満推定
- シャトルバス
- 全車に車いす用のスロープと場所がある(幅76cm×長さ122cmまで)
- 路面
- 展望台の近くは舗装路
- 夏の気温(サウスリム)
- 7月の日中は27〜32℃、朝晩は4〜15℃
- 高さの注意
- 国立公園局は、心臓や肺に問題のある人はこの高さで苦しくなることがあると案内している
- シャトルバスを使えば、展望台の間を歩かずに移動できます。
- 歩くのがつらい人には、一般の車が入れない道(ハーミット・ロードなど)に自分の車で入れる許可証があります。公園の入口ゲートやビジターセンターでもらえます。
- 縁には柵のない所があります。展望台の柵の内側から見ます。
- 高さで眠りが浅くなることがあります。初日は予定を詰めません。
- 心臓や肺に持病がある人:泊まる所が約2,100mの高さです。坂を上ると息が切れやすくなります。
- バランスに不安がある人:縁には柵のない崖があります。冬は道が凍ります。
- 寒さに弱い人:夏でも朝晩は冷え込みます。
リム・トレイルを歩いて展望台の間を移動

谷の縁に沿った遊歩道「リム・トレイル」を歩き、いくつかの展望台を歩いてつなぎます。景色が少しずつ変わるのを楽しめます。
- 朝、マザー・ポイントから歩き始める。
- 縁に沿ってヤバパイ・ポイントへ歩く。
- さらに西へ、ロッジのある村の中心部まで歩く。
- 昼食をとって休む。
- 午後はシャトルでハーミット・ロードの展望台へ行き、一区間を歩く。
- リム・トレイルの全長
- 約21km(13マイル)。大部分は舗装
- この日の歩行合計
- 5〜10km推定
- 続けて歩く距離
- 1.6km以上になることが多い推定
- 路面
- 舗装路が中心。ブライトエンジェルより西は道が狭く土の道になり、上りもある
- 高さ
- 平均約2,134m
- 途中で抜けられるか
- シャトルの停留所でいつでもやめられる
- シャトルの停留所ごとに区切って歩けます。疲れたらバスに乗ります。
- 舗装された村の周辺の区間を選びます。
- 夏は朝の涼しい時間に歩き、午後の雷雨(7〜9月上旬、昼11時〜夕方6時ごろに多い)を避けます。
- 水を持ち、少しずつ飲みます。乾燥していて汗がすぐ乾くので、のどが渇く前に飲みます。
- 心臓や肺に持病がある人:2,100mの高さで数km歩きます。平地より息が切れやすくなります。
- 膝・腰が悪い人:長く歩き続けます。ベンチのある展望台で休みながら進みます。
- バランスに不安がある人:土の区間は狭く、柵のない崖のそばを通ります。
谷へ下るトレイル(ブライトエンジェル・トレイルで1.5マイル休憩所まで)

崖を下るつづら折りの道を、最初の休憩所(1.5マイル・レストハウス)まで下りて、谷の中から縁を見上げます。帰りは同じ道を上ります。
- ブライトエンジェル・ロッジの西にある登山口へ。
- つづら折りの土の道を下る(トンネルを2つ通る)。
- 1.5マイル・レストハウスで休む(水・トイレ・救急電話)。
- 同じ道を上って縁へ戻る。下りの約2倍の時間がかかる。
- 距離
- 片道約2.4km(1.5マイル)、往復約4.8km
- 登山口の標高
- 約2,088m(6,850フィート)
- 下って上る高さ
- 約340m推定
- 帰りの時間
- 下りの約2倍かかる
- 路面
- 整備された土の道。急。冬から早春は上の方が非常に凍る。ラバ(荷運びの動物)が通る
- 谷の中の暑さ
- 谷底近くは夏に38℃を超える。下るほど暑くなる
- 国立公園局は、この休憩所を「初めての人の折り返し地点」としています。これより先へは行きません。
- もっと短くするなら、最初のトンネル(片道約300m)で折り返します。
- 上りは下りの2倍の時間をみて、体力に余裕があるうちに引き返します。
- 夏は朝早く出ます。日中の上りは避けます。
- 膝が悪い人:急な下りが続き、帰りは同じ高さを上り返します。
- 心臓や肺に持病がある人:2,000mを超える高さで300m以上を上り返します。暑さも重なります。
- バランスに不安がある人:崖沿いの土の道で、ラバとすれ違うときは山側によけて待ちます。
ハーミット・ロードの展望台をシャトルで(夕日を見る)
一般の車が入れないハーミット・ロードをシャトルバスで進み、ホピ・ポイントなどの展望台で夕日に染まる谷を見ます。歩くのは停留所と展望台の間だけです。
- 村のシャトル乗り場からハーミット・ロード線に乗る。
- 途中の展望台で降りて景色を見る。
- 夕方、ホピ・ポイントなどで夕日を見る。
- シャトルで村へ戻る。
- 歩く距離
- 1km前後推定
- シャトル
- 車いすのまま乗れる。雷雨のときは止まる
- 冬
- 12〜2月は自分の車で入れる(雪で閉まる日を除く)
- 夕日の時間はシャトルが混みます。早めに乗ります。
- 日が沈むと急に冷えます。上着を持ちます。
しっかり見るには L2
ロコモ度1まで(2ステップ値1.1以上・両脚で20cmから立てる)。6分間で400m。階段1階分を休まず
季節と気候
サウスリムの夏(6〜8月)は日中27〜32℃、朝晩4〜15℃。7〜9月上旬は昼前から夕方に雷雨が多い。冬は日中4〜9℃前後、朝は氷点下で、雪と凍結がある。谷の中は縁より暑く、谷底近くは夏に38℃を超える。歩きやすいのは5月と9〜10月(推定)
病院までの距離
サウスリムの村にグランドキャニオン診療所(Elk Ridge Community Health)があり、急ぎの診療もしている。9〜5月は平日8〜17時、夏(5月末〜9月初め)は毎日9〜18時。入院や手術が要るときは、約130km南(推定)のフラッグスタッフ医療センター(州の重度外傷センター)へ。車で約1時間30分(推定)。救急は911
数字は公式情報を優先し、確かめられなかったものには「推定」と付けています。持病のある方は、行き先と日程を主治医に伝えて相談してください。
出典
- https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/fitness-for-families.htm
- https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/accessibility.htm
- https://www.nps.gov/grca/learn/nature/weather.htm
- https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/upload/RimTrailMap.pdf
- https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/upload/brightangeltrail.pdf
- https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/weather-condition.htm
- https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/medical_services.htm
- https://www.nahealth.com/wp-content/uploads/2024/04/NAH-Fact-Sheet-2024.pdf
- https://whc.unesco.org/en/list/75/
新しい記事が出たら、LINEでお知らせします
記事を公開したときだけ届きます。個別の健康相談はお受けしていません。